link
ベレト enters the scene
link
ベレト
………………。
link
ソティス
volume_up

……この、大馬鹿者!!
link
ソティス
volume_up

敵が待ち構えておるところに突っ込んで、 罠に引っかかるとは、何じゃ!
link
ソティス
volume_up

おぬしは転がり出すと止まれぬ岩か! 猪とて、もう少し考えおるわ!
link
ソティス
volume_up

謝れば済むと思うてか! この闇は恐ろしいものなんじゃぞ!
link
ソティス
volume_up

言い訳なぞ無用! この闇は恐ろしいものなんじゃぞ!
link
ソティス
volume_up

わしはおぬしと共にあればこそ、 こうしてここにおるが……
link
ソティス
volume_up

ここは現世から隔絶された闇の世、 それこそ女神でもなければ出られぬのじゃ。
link
ソティス
volume_up

我らの身も心も、段々と凍てついてこよう。 死ぬ覚悟は……できたか?
link
ソティス
volume_up

このような時に冗談とは、 おぬしも余裕があるのう……。
link
ソティス
volume_up

それはそうじゃろう。 わしとて死にたくはない。じゃが……
link
ソティス
volume_up

はあ…… 他に術はないか……。
link
術?
link
ソティス
volume_up

……のう、おぬし。 ジェラルトの日記は覚えておるか?
link
ソティス
volume_up

おぬしは泣きも笑いもせぬ赤子じゃったと。 それは、恐らくわしのせいよ。
link
ソティス
volume_up

ほとんど眠りに近い状態だったのじゃろう。 おぬしの中にあった、わしが作用してな。
link
ソティス
volume_up

レアは、いったい如何にしたのか、 おぬしの中にわしを存在させた。
link
ソティス
volume_up

わしはずっとおぬしと共にあり、 おぬしの中で力を取り戻していった。
link
ソティス
volume_up

そう……女神、いや、神祖としての力をな。
link
ベレト
……!
link
ソティス
volume_up

我が名はソティス。 それが何の名か、おぬしは聞いたはずじゃ。
link
ソティス
volume_up

はじまりのもの……フォドラの守護者にして 生きとし生けるものを導く神祖。
link
ソティス
volume_up

わしは、死して再び舞い戻ってしもうた、 神祖ソティスの心、なのじゃ。
link
ソティス
volume_up

恒久の闇より出る術は一つ。 わしの……神祖の力を使うより他はない。
link
ソティス
volume_up

じゃが、わしは体を持たぬ。それゆえ、 おぬしに力のすべてを渡さねばならぬ。
link
ソティス
volume_up

それは、おぬしと一つになるということ。 ……そして、わしは消えるのじゃ。
link
ソティス
volume_up

消えると言うても、 すべてなくなるという意味ではない。
link
ソティス
volume_up

わしはおぬしになるのじゃ。 いつもおぬしと共にあろう。
link
ソティス
volume_up

じゃが、こうしておぬしと話すことは 二度とできぬじゃろうな。……寂しいのう。
link
ソティス
volume_up

わしは常におぬしと同じものを見聞きし、 おぬしに散々あれこれと言うてきた……
link
ソティス
volume_up

欠片も女神らしゅうなかったやもしれぬが、 実に楽しい日々じゃった。
link
ソティス
volume_up

ベレト、礼を言うぞ。 わしと共にあったのが、おぬしで良かった。
link
こちらこそ
link
ソティス
volume_up

……さあ、願え。わしとおぬしの意志が 重なれば、二つは一つになる。
link
ソティス
volume_up

あの森へと戻り、敵を討ち、小童どもを 助ける。それが、おぬしの願いじゃろう?